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森 英介衆議員議員・動態政経研究会第22回セミナー参加

平成29年7月3日(月)第22回動態政経研究会セミナーが、東京プリンスホテルにおいて開催された。ナイスポークから堀江光洋・島田榮雄・塩澤英一顧問及び事務局が出席した

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森 英介 衆議院議員

今回のセミナーは 講演:東京大学総長富む別参与・生産技術研究所教授: 沖 大幹  先生から『 グローバルリスクと持続可能な開発目標』と題し講演された。

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 沖 大幹氏は、日本の水文学者、東京大学生産技術研究所教授、気象予報士。 東京生まれ、西宮育ち。灘高等学校卒、1987年東京大学工学部土木工学科卒。

 当日の講演内容とは異なりますが先生の水に関する内容について興味を持ち、先生のある

対談の一部を、引用させていただきます。

日ごろ、当たりまえように使っている水について・・・?

沖 大幹(おき たいかん)先生は、水循環システムの研究では第一人者として世界的に評価されておられます。「バーチャルウォーター(仮想水)を考慮した世界水資源アセスメント」という論文では、人が飲み水以外にも食料として多量の水を必要とすることを仮想の水ととらえて、世界の水問題を考察しています。間接的に消費される水は膨大なものになるため、人口が急増する国、消費が爆発する国においては今後膨大な水資源の確保が必要で、21世紀中には水資源の争奪戦争が起こる心配もあると警鐘を鳴らされています

「水の惑星」と言われる地には、およそ14億km3の水が存在するとされていますが、その約97.5%は塩水や汽水で、淡水はわずかに2.5%しかもそのほとんどは南極や北極地域の氷や地下水で、川や湖沼など、生活に利用しやすい淡水はわずか0.01%でしかありません


◎水循環を考えるということ

そこで水循環など水にまつわる話題、さらに環境の考え方、ダムのあり方などを含めて、視野

の広い示唆に富んだお話をいただきました。

我が国の貴重な水資源の安定した供給を守っていくためのヒントになればと思います。水循環

というのは、雨が降り、地表面やその上の植生に到達し、一部は地表面から蒸発したり葉から蒸散したりしてそうでない水は地表面を流下したり、森林などの土壌から地下水に浸透したりして、やがて川へと流出し、最終的には海へと注ぎ、そして再び蒸発して大気中に戻っていずれまた雨や雪として降る、という自然の水循環のこです。こうした水循環の量と経路、それに伴う質の変化などを知ろうというのが水文学で、地球上の水の循環のすべてを対象とする学問分野です。

 

最近は気候変動で、雨の降り方も「ゲリラ豪雨」が増えていますが、水循環モデルの研究をどのように活かせば、地球温暖化の防止に役立ってくるのでしょうか

人間の活動を視野に入れて考えるゲリラ豪雨について研究していて最近解ったことですが10分位の短い時間単位で計測した豪雨というのは、気温が高い時ほど、どんどん激しくなる傾向にあります

気温が高い時には大気中にたくさん水蒸気が含まれ得ますから、発達した積乱雲ひとつでもたら

されるような10分といった短時間の降水強度は強くなるのです。ところが、日単位の降雨は必

ずしも強くならず、熱帯地方などでは気温が高いときにはむしろ極端に強い豪雨にはなっていま

せん。一方、年平均気温が10℃など気温が低い地域では、温暖化すれば日単位でも降雨は増え

ます。日単位というと日本の大河川の洪水規模を規定する時間スケールです。

 

◎震災を契機に水のありがたさを痛感

 
温暖化を防止するには、もとから絶たないとだめなので、原因となっている温室効果ガスを減らしていくということをやらなくてはなりません。現実的には排出を止めることは難しいですが、増やさない方向若干は進んでいくでしょうゲリラ豪雨も増えるでしょうが、被害を増やさないように社会が準備することも大事です。防災上、被害を増やさない、むしろ減らしたいという計画のためには水循環モデルが役立ちます

 

日本人が思う身近な水問題は、雨が降らずに渇水で断水して困るといったことを想像しますが、今回の震災で水道の水が飲めないというのは、生活していく上で最も重要なものがなくなったということで、命にかかわってくる大変な事でした。浄水場で放射性物質が検出されたという報道があったとたんに、お店からペットボトルが一気になくなったのを見て蛇口から直接飲める水が出るというのは、かなり恵まれた国なんだということもわかりました。そういう国は世界では少ないのでしょうか

 

極めて少ないようです。飲んで安全かという話と、飲むかという問題は別なので難しいのですが、実際、ヨーロッパのレストランでは、水は頼めば出てくるし安全です。ただ飲んで美味しいかどうかは違います。日本のように飲んでも安全でおいしい水が、水道からどんどん出てくる国は少ないのです水道の水は飲まないほうかいいという国はたくさんあります。極端な所へいくと瓶詰めの水もメーカーはどこかと気にして、あるメーカーの水は飲まない方かいいということまであります。多くの方々が今回の震災で、水は買えば案外高いということと、買った水を運ぶのはとても重いということを実感されたのではないでしょう


車で運べればいいのですが、発展途上国での水汲みは、頭に載せたり、手で提げたり、家畜に牽かせたりして運んでいるわけです。安全な水へのアクセスのない人口の定義は、自宅から1キロ以内、片道15分以内、往復30分以内に、一人20リットルの安全な水が得られる水源があるかどうかということになっているのですが、往復30分以内に安全な水源がないということは、30分以上かけて1回水汲みをすることになるのです。1回では家族の分を運べませんから3~4回、2、3時間を掛けて歩いて運びます。そういうことを毎日しないと、飲み水を得られない訳で、そういう人々が世界には8億人から9億人います。

 


◎日本人は水の使い方が下手

本は本当に水が豊か、恵まれていると思いますが、使い方についてはどうでしょうか

日本人は水を大事に使っていますか日本は、水を豊かに使う文化だと思います。水のありがたさをよく知る農家だって、普段はじゃぶじゃぶ使います。日本の水の使い方をみていると、じゃぶじゃぶ使う文化です。なにかにつけて洗います。お風呂も洗濯も炊事も。とくに炊事には日本人は水を使いすぎかもしれません


使った食器を、いちいちお皿がキュッキュというまで飲める水で洗うわけです。洗剤つけてゆすいで、きれいにするだけきれいにして…これはもう世界にないやり方です。普通は、洗剤つけて洗ってリンスして終わりです。あるいは布で拭くだけ。そういう国も多いのです。


ところが、日本が水に恵まれているのは雨が多いからと思ったら、大きな間違いです。雨が多いのは確かですが、人口密度が高ければ足らなくなるのは当然です。首都圏の湾岸地域には1平方キロあたり数千人、多いところだと一万人以上の人が住んでいますから、そのくらいの人数の水需要をその地域の雨だけで賄おうとすると、いくら雨が多くても全然足りないのです。それでも、水は豊かだねと言っていられるのは、先人達が水資源を確保する施設を作ってくれて、我々が今その恩恵を授かっているというだけなのです

 

◎日本のダムは多いのか?

ダムの話になりますが、日本では川という川にダムがあるので、これまでにダムを造り過ぎたという声もあります。そうですか?
 本当に造り過ぎでしょうか? 国民一人当たりの貯留量でみるとどうでしょうそんなには多くはありません。アメリカと比べるのは、土地の広さも地形も、気候も違うのでフェアではありませんが、例えば韓国と比べると日本はかなり少ないと思います。少なくて済んでいるのは気候のおかげです。韓国では6、7、8、9月の四ヶ月間に年間雨量の8割くらいが降るのです。残りの八ヶ月はどう過ごせばいいと思いますか?


溜めておかないと、水が使えないですね。≫
 そう。溜めるしかないのです。日本でも香川県みたいに、古くからため池文化のある地方というのは、基本的に水が足りないので昔からの知恵で水を溜めて使っていました。日本はダム国家と言われ、いろいろ批判されていますが、ダムの数は多いが貯留量でみるとそれほど多くはありません。これには地形的な問題もあるのですが、ホントはもう少し一つずつのダムの貯留容量を増やしてあげればよかったのでしょうけど、そこを数でまかなってしまっているようなところもあるのかも知れません。

今回先生の講演を聞き、人間にとってまた、農業・畜産業にとって最も欠かせない「水」。最近の豪雨から安易に自然災害を悪者とせず、治水・温暖化・貯留など再認識をしなければならないと感じる良い機会となりました。

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懇親会開会に際し森 英介衆議院議員から挨拶

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養豚関係者との記念撮影

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森衆議院議員夫人を囲んで

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豊田 俊郎参議院義議員との記念撮影

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猪口 邦子参議院議員も出席されご挨拶

 

 

 

 

 


 



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