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中国、アフリカ豚コレラ打撃・・・・日経からの情報30.10.5

8月末、江蘇省宣興市の養豚場で、前日まで健康そうだった豚が相次ぎ倒れた。治療が難しく、死亡率が100%近い家畜伝染病、アフリカ豚コレラだった。きっかけは安徽省から運び入れた子豚だったようだ。大消費地である上海まで車で4時間弱。上海蟹の養殖池や近郊農業の田畑が広がるのどかな村落は騒然とした。

 


当局が乗り込んできたのは9月2日。すぐさま周辺を封鎖し、おおよそ1500頭の豚を全て「埋却するよう命じた」という。豚舎も取り壊された。9月末時点でも村のあちこちに防疫拠点が残り、車両や歩行者は消毒液がたっぷり染み込んだシートの上を通るよう求められる。部外者の来訪は監視を受け、公安が目的や所持品を細かくチェックする。


当局が厳戒態勢を解かないのは、アフリカ豚コレラが畜産業だけでなく中国経済そのものに打撃を与えかねないためだ。2017年の中国の豚肉生産量は5340万㌧。世界の約5割を占めるが、足りずに100万㌧超を輸入した。中国は米国との貿易戦争で豚肉に追加関税を課している。半導体などと同様に増産を急ぐが、江蘇や安徽、遼寧省など約30カ所で発生したアフリカ豚コレラが増産お流れを止めた。9月末にも新たな発生が明らかになり、収束は見通せない。

ホイコーロー、角煮、酢豚。中国人の食卓に豚肉は欠かせず、物価への影響も無視できない。11年6月には前年同月比で57%値上がりし、消費者物価を6%も押し上げた事例が残る。豚肉価格は17年以降ほぼ一貫して前年同月を下回り、物価安定に寄与してきた。循環的なか価格変動は「ピッグ・サイクル」と呼ばれ、15~16年の値上がりで畜産農家が供給を増やしたことが値下がりの背景にある。


今、このサイクルが底に差し掛かっているとの見方が出始めている。8月の豚肉価格はなお前年水準を下回るが、前月比ではプラスだ。ただでさえ景気鈍化を背景に賃金の伸びが緩やかになりつつある。「食をもって天となす」中国で食品価格の高騰は政権の打撃になりかねない。悩みの種はまだある。豚肉と同様に報復関税をかけた大豆は9月上旬、季節外れの霜害に見舞われた。黒竜江省では、栽培面積の3割弱に被害が広がり、収量は30万㌧近く落ち込むとされる。内モンゴル自治区でも状況は深刻だ。年1億㌧超の需要に対しては微々たる規模かもしれない。しかし米国以外の調達先の確保に苦労する中で想定外の天災は痛手だ。大豆かすの値上がりは顕著で、このままでは飼料価格への転嫁は避けられない。

 

バブル抑制策にかかわらず、北京や深圳の不動産賃料は上昇が続く。習近平政権にとっては不運だが、米国との貿易戦争を優位に進めるには、国内インフレ圧力を鎮めることが最低条件になる。




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