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第31回 養豚振興プロジェクト委員会開催

外国とのコスト競争を視野に入れ、養豚生産基盤の強化と養豚振興推進のため、生産者及び関係機関が共通の認識を持ち、構造的な課題の検討と改善を図ることを目的として例年開催している。

第31回プロジェクト委員会が、平成30年11月15日千葉市内ホテルプラザ菜の花で開催された。開会に際し、委員会松ヶ谷会長から挨拶。自己紹介後、協議に入った。

協議の内容からオブザーバーとして、県庁畜産課から衛生担当である江森美香主幹、(公社)千葉県畜産協会松木英明専務理事、畜総研養豚養鶏研究室鈴木和美室長の出席をいただいた。

9月に日本で26年振りに豚コレラが岐阜県で発生が確認されました。近隣国では、口蹄疫、豚コレラ及びアフリカ豚コレラの発生が継続しており、日本への侵入リスクが非常に高い状況が続いている。

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この状況を踏まえ「アフリカ豚コレラ(ASF)に対する警戒と危機意識をどう高めるか」と題し、① 新たな海外悪性伝染病の侵入脅威にどう対処していくか ② 豚枝肉格付け規格改正について ③その他として、ア)系統造成豚「ボウソウL4」について、イ)と畜場再編について(報告)協議を実施しました。

 

始めに県畜産課家畜衛生対策室江森主幹から「中国におけるアフリカ豚コレラの発生状況」及び「韓国で口蹄疫が発生」、岐阜県における豚コレラ対策検証報告」について会議資料により状況を報告された。関連して事務局から成田国際空港旅客ターミナル動物検疫状況(報告)、生産者の危機意識と情報の共有と早期通報、飼養衛生管理基準の遵守について意見を交わした。

 

アフリカ豚コレラ(ASF)に対する警戒と危機意識をどう高めるか

 

(1)新たな海外悪性伝染病の侵入脅威にどう対処していくか

1)中国におけるアフリカ豚コレラの発生状況

2)ユーラシア大陸におけるアフリカ豚コレラの発生拡大状況

3)予防対策の重要ポイント

4)韓国で口蹄疫が発生・・・今一度、発生予防を徹底しましょう

5)効果的な消毒を実施しましょう

6)岐阜県家畜伝染病防疫対策会議資料の紹介・・・野生いのしし対策

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県畜産課:江森主幹からアフリカ豚コレラについて説明

 

イノシシ対策(野生動物)として農場周辺の柵の設置(岐阜県では設置助成)

アフリカ豚コレラ、口蹄疫が万が一発生した場合に埋却が必要となる。豚は頭数も多く処理が大変である。埋却地の確保を考えていかなければならない。常に生産者、関係者と一緒に考えていきたい。

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プロジェクト委員会松ヶ谷会長

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生産者から活発な意見が出された


○  野生動物(いのしし)対策として、衛生管理区域の柵の設置が必要。

○  県として各県の情報を衛生だよりによりお知らせする(情報提供)

○  アフリカ豚コレラ、口蹄疫が万が一発生した場合を考え、埋却の処置がある。

○  移動可能なレンダリング、埋却地の確保も考える必要がある。

常に関係者と一緒に考えていきたい。

○  埋却地のないところはどうするのか。方法論まで農家は知らない。

○  初期対策が最も大切である。・・・入ってしまったら広げない。(最小限に留める)

○  対策のシュミレーションが大切・・・第一報が大切である。

○  100%国家防疫として防ぐことはできない。

○  空港関係者全体に、この問題に関する情報の共有をお願いしたい。

もし、入ってしまったらその対策に国の税金が使われることを知ってもらうことも必要。

○  生産者がやるべきことは沢山ある。

○  観光客が多くなっている。持ち込ませないためにも罰金も必要では。

○  動物検疫所職員の人員確保、探知犬の増頭が急務

 

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オブザーバーとして意見を述べる(公社)県畜産協会松木専務


○  旭市では、情報の共有をすすめている。情報が一番遅く伝わるのは生産者である。

○  第一発見者になってもらうために、日頃からコミュニケーションが必要

○  勉強会の開催・・・やあ、良く言ってくれたという状況をつくらなければならない。

○  生産者、行政が一緒に改革していきたい。

○  生産者間の横のつながりが重要。

○  生産集団の存在は何のためにあるのか考えることが大切。

○  JSAVのセミナーに牛生産者の参加はなかった。

○  豚・牛、一緒にシュミレーション行う

○  病勢鑑定の訓練をもう一度再考願いたい

○  消毒の方法・・・最も効果のある消毒方法とは(使い方等)

○  長靴の洗浄ロボットがあると助かる

○  と畜輸送の80%は業者が担っている・・・業者に対する指導・地域防疫が重要

車両・タイヤだけでなく運転席・運転者の消毒が重要

○  生産者へ飼養衛生管理基準の内容説明が必要ではないか。

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ナイスポーク岩岡会長

豚コレラ・アフリカ豚コレラの侵入防止対策を徹底しましょう

平成30年9月、日本において26年ぶりに豚コレラが発生しました。

隣国では、豚コレラ、アフリカ豚コレラの発生が継続しており、侵入リスクが高い状況が続いています。

○  衛生管理の徹底しましょう

① 関係者以外の農場への立入りを禁止。

② 農場に出入りする際には消毒を実施。

③ 飼料に生肉を含む又は含む可能性がある場合は十分に加熱処理。

○  異状を発見したら直ちに通報しましょう。

≪豚コレラ≫

特徴的な症状が無く、気がつきにくい疾病です。

(発熱、食欲不振、元気消失、うずくまり、便秘に継ぐ下痢、呼吸障害等

★    重症は後躯麻痺・運動失調、四肢の激しい痙縮などの神経症状、

皮下出血による紫斑(耳、尾、腹部、内股部)を呈して死亡

≪アフリカ豚コレラ≫

症状は多岐にわたり甚急性では突然死亡、

急性では発熱がみられます。

★ 症状は多岐にわたり甚急性、急性、亜急性、

慢性の症状を示す。

急性では発熱(40~42℃)、皮下出血、脾臓の腫大、

粘血便、チアノーゼ等を呈し死亡率は100%に近い。

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各委員から活発な意見が出された

(2)豚枝肉格付規格改正について

事務局から会議資料により、経過を報告。

平成23年に改正の検討が行われ最終的に見送られた豚枝肉規格について、TPP11及び日欧EPAの交渉が妥結し国際競争をめぐる環境が大きく変わろうとしていること。

PEDの全国的なまん延により国内生産が大きくダメージを受けたことなどの要因により豚肉の自給率が史上初めて50%を割り込むという事態となったこと等の状況を踏まえ枝肉重量の改正に向け見直すことについて農水省と協議していくこととなった。

現行65~80㎏の枝肉上物重量を68~83㎏に改正を求めること事で、先に開催された関東養豚協議会で満場一致で決議された事について報告。

現状、大手では既に83㎏上物として取引されている。

2020年に豚家畜改良増殖法の見直しの中で、家畜改良増殖目標をどう改正していくか。

その中で、国産豚肉の大きさ、重量、一日平均像体重の議論の中で3㎏UPの方向で改正を考えたいとの農水省の考え方がある。上物範囲を68~83㎏にした場合、下を上げることに対する生産者の反対がないよう現場での調整を求められている。

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養豚プロジェクト鵜澤副会長

(3)その他

1.系統造成豚「ボウソウL4」について

畜産総合研究センター養豚養鶏鈴木室長から資料により配布状況を説明。

また、配布体重は雌では90㎏が基本ではあるが、馴致から現場の状況に合わせて小さくても(30㎏以上可能)対応している旨説明。

ボウソウL4は、センターで維持、増殖、配布をしている。非常に繁殖能力が高い。初産は大ヨークを交配してLW生産、2・3産はランドを交配して 純粋種生産をお願いしている。

現在資料によりアンケートをお願いしている。後センターとしてどのような試験研究をやっていくべきか施設の老朽化もある。

会場から、研究機関としての存続は必要であるとの声が多く聞かれた。

 

2.と畜場再編について(報告)

千葉県畜産振興及び食肉流通の合理化のための取り組みについて協議をされている、千葉県食肉流通協議会における協議状況について各と畜場担当者から報告を求めた。

現状具体的な内容が出ていない状況から、特に具体的な協議内容について意見は出されなかった。

ただ、現状と畜場再編については、ランニングコスト、衛生レブルのUP,機械の維持管理、労働力の問題など年々と畜場の経営は厳しくなっているとの現状と畜場が抱えている問題が報告された。

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会議終了後参加者による

 

 






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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