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一般社団法人日本養豚協会主催 東日本地区登録講習会千葉県にて開催

平成30年10月15~16日、(一社)日本養豚協会(JPPA)主催による登録講習会が千葉県富里市所在のラディソンホテル成田において開催され、ナイスポークチバ推進協議会はこれに共催した。

今回開催された登録講習会の目的は「新鮮・安心・美味しい豚肉を生産には優秀な種豚の活用が不可欠」、そのためには優秀な種豚を審査する審査員を養成する必要がある。

今回新たに審査員となろうとする者については、登録規定への理解を深めるとともに審査基準による統一した体型審査を行う技術の習得、既に審査員の資格を有する者については審査技術の向上を図る」とある。

日本の豚の改良の基本となる登録制度は昭和23年(1948年)から開始され70年の歴史を刻んでいる。現在6品種が種豚登録対象品種として登記・登録・能力検定により日本の種豚改良がおこなわれているが、諸外国の改良のスピードに遅れ、種豚の能力に大きな開きが生じている。

特に生産性を左右する繁殖能力(産子数・子豚の発育)は顕著である。

国指導でスタートし、日本の種豚改良に大きく貢献されるものと期待された系統造成豚は、豚の作出以上に普及が難しく、前向きな交配による普及の進展を見る事はなかった。

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JPPA小礒専務理事から

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平成30年度の認定数92に対し66は認定を取消、現在維持されている系統数は27で維持されている施設は30となっている。過去に改良の中核を担ってきた指定種場数は大幅に減少。その数は下記資料の通りである。また登記・登録の実績は、昭和の最盛期から見ると大幅に減少しているものの、ここ2~3年は安定している。

(1)指定種場認定数

年度(平成)

29

27

25

23

21

場数

48

60

71

151

182

(2)登録(登記・登録)実績

年度(平成)

29

27

25

23

21

子豚登記頭数

13,140

13,247

9,911

21,804

26,975

種豚登録頭数

5,617

5,583

5,862

5,976

7,360

種豚生産の現場の現状

1)顧客である中小規模の一貫経営農家が廃業したことで利用が減少

2)一貫経営ニーズへの供給対応の難しさ

疾病リスクが少なく、頭数・能力共に安定した供給体制

3)安価な系統・海外種畜メーカーの種豚流通の拡大

4)共進会の廃止による改良意欲の減退・競争力の低下

これからの豚の改良

豚肉は国民の健康に貢献しており、国産種豚の改良が必要である。

★ 改良された能力(繫殖・効率)の高い海外ハイブリット豚も活用し、日本独自の豚肉食文化にあった種豚改良を目指す

 

講習会

「育種価を活用した民間種豚場における繫殖能力の改良」

東北大学大学院農学研究科         鈴木  啓一  氏

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1.海外の繁殖能力の成績

2000年代初頭には年間母豚当たり離乳頭数は、20頭前後から最も多いデンマークでも24頭だが、2016年には最低でも24頭、最も多いデンマークでは32頭となっている。

② 年間の分娩回転率を2.4~2.5にすると1腹当たり離乳頭数は13頭程度。

③ 従来、繁殖能力は遺伝率が低く改良が困難とされていたが、血縁情報を利用したBLUP法による育種価推定の導入や選抜形質(生後5日令生存産子数)の変更などにより、遺伝的能力が着実に改良された。

④ 近年は、SNP(一塩基多型)情報を利用したゲノム選抜によりさらに改良が進むものと予想される。

⑤ 海外の種豚を導入した国内養豚場では、母豚当たり年間離乳頭数が30頭近い成績を挙げている。

 

2.今後の課題

遺伝率が低い豚の産子数について、育種価を元に能力の高い繁殖雄雌豚の交配から生まれた育成豚を更新豚として組み入れ、更新率を高めることで改良が可能。

② 世代間隔を縮めるため、産次数を何産までとするのか。

成績の悪い母豚は早めに淘汰の対象とする。

成績の優れた母豚は産次数が高くなる事はやむを得ない。

③ 乳頭数を含め、改良目標の設定( 乳頭.7:7離乳頭数12頭程度が適切 )

④ 繁殖形質以外の例えば発育なども改良形質に取り入れる。

⑤ 海外の種豚に依存しない我が国独自の種豚改良の取り組み。

純粋種豚改良協議会遺伝的能力評価の育種値成績の利用方法が課題。

 

 

「種豚登録講習会(豚の改良・血統管理・体型審査)」

明日の種豚登録審査実習を前に、豚の改良、血統管理、体系審査について、一般社団法人日本養豚協会の海老原、神長、湯浅各担当から資料に基づき解説と説明があった。

会議終了後、本日研修された内容にゆり筆記試験がおこなわれ、参加者は提出された問題に真剣に取り組んだ。

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翌日、ランドレース、大ヨークシャー、ヨークシャーの3品種の種豚を用い体型審査に取り組んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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