美味しい豚肉を笑顔の食卓へ千葉県の養豚生産者が結集しました。ナイスポークチバのホームページです。


海匝地域畜産振興協議会主催 養豚講習会開催

海匝地域畜産振興協議会養豚部会主催による令和元年度養豚講習会は生産者、関係者60名の参加により旭市「黄鶴」において開催された。例年通りナイスポークチバ推進協議会はこれに協賛した。開会に際し、岩岡誠治部会長から挨拶。

今回の講習会は、現状最も感染拡大が心配さ れている「豚コレラ」と水際対策が強化されてはいるが侵入が危惧される「アフリカ豚コレラ」のテーマで開催された。

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『アフリカ豚コレラの発生状況と検疫対応について』

農林水産省動物検疫所成田支所 動物検疫第二課長 石塚 久義 氏

開会に際し、動物検疫所の目的・役割の一つとして、動物の伝染病疾病の侵入防止と対策、国内における動物検疫所の配置、成田空港における動物・畜産物の輸入検査について解説。

アフリカ豚コレラ(ASF)についての防疫対策は摘発淘汰のみとし、侵入の原因として疫学的にはASFに汚染された残飯が原因と強調。

現状のASF発生状況を次のように説明。

 

アジアにおける発生状況 (2019.6.23現在)

発生国

初発生

発生数

飼養頭数

中国

2018.8.3

150農場・5施設他

約4億3500万頭

モンゴル

2019.1.9

11農場

約3万1,900頭

ベトナム

2019.2.1

2410村1施設

約2,740万頭

カンボジア

2019.3.22

1農場6村

約193万頭

香港

2019.5.2

2施設

約16万頭

ラオス

2019.6.2

7村

約387万頭

ASFウイルスの生存性の説明では、豚肉、加熱不十分なハム・ソーセージ、ギャーベージ(厨芥残渣)等から疾病の伝搬減(飛び火発生)として問題と指摘。〉

ウイルスの生存期間を口蹄疫(FMD)との比較を開設。

項   目

アフリカ豚コレラ(ASF)

口蹄疫(FMD)

糞 便(堆肥)

11日以上

1週(夏)・24週(冬)

冷蔵肉

15週

1日(1~7℃)

凍結肉

15年

〉55日

非加熱熟成生ハム等

6~10ヶ月

7~190日

注)持ち込みルートの例:

航空機・船舶にギャベジー及び季節労働者、不法移民が持ち込んだ豚肉製品

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★訪日外国人旅行客の増加

2018年の訪日外国人は約3,120万人で、政府は2020年までに4,000万人を目標としている。地域別(アジア)旅行者は、中国839万人、韓国754万人、台湾476万人、香港220万人となっている。空港・港湾における旅客に対する水際対策として、手荷物検査・マットによる靴底消毒・パンレット・掲示物による注意喚起・探知犬による摘発を説明。

2019年の探知犬による実績は約4万8936件で禁止品(肉製品)5万5400㎏が摘発されている。中国のアフリカ豚コレラを踏まえた動物検疫所対応の強化している現状を次のように解説。

1.     畜産物の持ち込み禁止

(1)   検疫探知犬の臨時的増頭・・・29頭体制から4頭増頭

(2)   家畜防疫官の携帯品検査への重点配置・・・主要7空港に延べ約270名応援派遣

(3)   中国全土からの直行便(約1,000/週)の検査強化

(4)   中国からの豚由来畜産物の検査強化

(5)   国際郵便物の検査強化

(6)   各空港・港湾における靴底消毒及び車両消毒の実施状況の点検を徹底

(7)   船舶・航空機の食品残差の適切な処理指導(全167処理業者)

2.     広報宣伝の強化

(1)    広報ポスターの掲示

(2)    広報キャンペーン、報道機関を通じた注意喚起

(3)    中国国内SNSなどへの情報配信

(4)    多言語動画の配信

3.     関係機関への協力依

(1)    空港会社等への情報提供、ポスター掲示・機内アナウンスの依頼

(2)    関係機関を通じて、外国人技能実習生に動物検疫制度を周知

(3)    野生イノシシ対策を見据えたごみ対策の協力要請

(4)   食品原料に由来する飼料の加熱について都道府県や生産者団体等を通じて農家に徹底

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『豚コレラにおける最近の動向について』

千葉県東部家畜保健衛生所   小島  洋一 氏

岐阜県、愛知県で26年ぶりに豚コレラの感染が確認され、いまだ終息のめどが立たない状況を踏まえ、最近の最新動向について講演。

豚コレラとは、世界の発生状況、豚コレラの臨床症状、解剖所見、診断の開設の後、平成30年9月9日に岐阜県での確認から現在(6月29日)までの発生戸数・頭数が報告された。

さっ処分頭数61戸、115,811頭、野生イノシシの豚コレラ検査状況、、発生から判定までの経緯について詳細にわたる説明がされた。

現場及び発生農場周辺の防疫措置のほかその他の対策として次のように解説。

(1)   国による養豚農場の飼養衛生管理指導

(2)   養豚場周辺にワイヤーメッシュ柵の説地

(3)   野生イノシシの移動によるウイルス拡散を防ぐ防護柵設置

(4)   野生イノシシへの経口ワクチン散布

(5)   監視対象農場の早期出荷を実施(愛知・岐阜各2農場)

 

★ 生産者組織として要請している豚へのワクチン接種について国は次の理由から慎重姿勢にあると説明。

(1)発生農場には、飼養衛生管理基準の不備がある。

(2)発生が多発し、殺処分が追い付かない状況になってない。

(3)野外感染豚とワクチン接種豚との区別ができない。

(4)飼養衛生管理基準の水準を向上しようとする意識がそがれる。

アフリカ豚コレラの農場への侵入リスクが高まる。

(5)清浄国復帰までに時間がかかり、非清浄国になると。他非清浄国からの豚肉輸入解禁圧力が強まる。

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豚コレラ清浄国復帰の条件

以下のいずれかにより、清浄国に復帰する要件を満たすこととなる。

(1)   ワクチン接種を行わない場合:

最終発生から3カ月経過していること。

(2)   緊急ワクチンを行った場合

最終発生から3カ月経過し、かつ全てのワクチン接種豚がと殺されていること。

(3)   上記以外の場合

家畜豚において、12カ月間豚コレラの発生や感染の証拠がなく、12カ月間ワクチン接種を行っていないこと。

 

★野生イノシシにワクチンを接種した場合の影響

(1)国際獣疫事務局(OIE)の条件では、飼養豚が野生イノシシと適切に分離され、飼養豚への感染防止策が取られている場合は、野生イノシシで豚コレラが確認されていても、OIEによる清浄国認定に影響はない。

(2)同様に野生イノシシにワクチンを接種しても、飼養豚が野生イノシシと適切に分離されていれば、清浄性復帰に影響することはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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