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豚コレラ防疫対策・アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業説明会開催

令和元年8月8日(木)千葉県教育会館別館会議室において千葉県農林部(畜産課・農業事務

所・家畜保健衛生所)関係市町村、関係団体の約60が出席し、豚コレラ、アフリカ豚コレラ対策緊急の会議が開催された。

26年ぶりに岐阜県、愛知県で発生した豚コレラは野生イノシシを介して、感染拡大している状況から、国は全国の養豚農場に対して野生動物侵入防止用の柵を整備し、万が一我が国にアフリカ豚コレラウイルスが侵入した場合であっても農場への侵入を確実に防止する

体制整備を行うことが、我が国の養豚業を維持する上で必要不可欠である。

 

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開会に際し、県畜産課渡邊和彦家畜衛生対策室長から挨拶の後、事業の説明に入った。最初に坂元家畜衛生対策室主幹から下記内容について説明。

豚コレラの防疫対応について

(1)豚コレラ発生状況 特定症状、府県別発生戸数・頭数、野生イノシシ検査状況

(2)移動制限区域内(制限の対象・周辺農場検査・監視対象農場検査他)

(3)豚コレラ清浄国で発生した場合の復帰条件

(4)ワクチンを接種した場合の防疫上の留意点

(5)府県別発生戸数・頭数   8月5日現在…危機的状況

≪府県別発生戸数・頭数   8月5日現在≫

府 県 名

 

措 置

農場数

措 置

と畜場数

処分頭数

府 県

飼養頭数

処分割合

(%)

岐阜県

21

57,907

106,300

54.5

愛知県

42

61,272

332,700

18.4

長野県

2,482

68,100

3.5

大阪府

737

3,540

20.9

滋賀県

699

3,690

18.9

三重県

4,189

111,000

3.8

福井県

297

2,440

12.2

68

127,583

627,770

20.3

(6)移動制限区域内の制限の対象

★ 生きた豚等の移動  ★ 移動制限区域内で採取された精液及び受精卵の移動

★ 豚等の死体の移動   ★ 豚等の排せつ物等の移動

★ 敷料、飼料及び家畜飼育器具の移動  ★ と畜場におけると畜

★ 家畜市場等の豚を集合させる催物   ★ 放牧

 


(7)監視対象農場検査プログラム

★ 対象農場

発生農場と交差汚染の可能性がある農場、

発生農場から3㎞圏内にある農場及野生イノシシで

陽性が確認されている地点から10㎞以内の区域に

ある農場。

★実施期間   少なくとも28日間

★検査プログラム

① 報告徴求・・・毎日、飼養豚の臨床症状、死亡頭数の報告

② と畜場出荷時検査

出荷前一週間程度臨床症状を確認の上、出荷前日の朝に出荷予定の豚全頭の体温を測定し異常がなければ、家保は出荷を許可。

③ 他農場移動時検査

移動豚全頭についてPCR検査及びELISA検査で陰性を確認する。


(8)その他の対策

★ 国による養豚農場の飼養衛生管理指導

国、他県家畜防疫員、養豚開業獣医師による農場指導

★ 養豚場周囲に防護柵の設置

★ 野生イノシシの移動によるウイルス拡散を防ぐ防護柵の設置

★ 野生イノシシへの経口ワクチン散布

一年を3期に分け、一期当たり2回土中に埋める。5日後に回収し、摂取

状況を確認。イノシシ捕獲により実効性のサーベイランス実施

★    監視対象農場の早期出荷を実施

★    豚へのワクチン接種について、国は飼養衛生管理意識の後退を理由に慎重姿勢。

 

 

◎   豚コレラ清浄国で発生した場合の復帰条件

【 豚コレラ清浄国への復帰条件

清浄国での豚コレラ発生では、サーベイランスによって陰性が証明されれば清浄

国に復帰できる。

① ワクチンを使用せず摘発淘汰のみの場合・・・最終発生後3ヶ月

② 摘発淘汰に加えて緊急ワクチン接種を行った場合

★最終発生とワクチン接種動物の処分完了後3ヶ月

★ワクチン接種動物の処分を行わなかった場合には、感染動物とワクチン接種動物の区別ができる場合は最終発生後3ヶ月

★摘発淘汰を行わなかった場合には改めて清浄性を評価

【 ワクチンを接種した場合の防疫上の留意点

≪ 技術上の課題

※    ワクチン接種豚は発症はしないが農場内のウイルスはなくならない。

※    ワクチン接種豚群全ての豚が十分な免疫を持つとは限らず感染のリスクは残る

※    ワクチン接種豚に野外株が感染しても症状を示すものが少なく、野外ウイルス感染豚とワクチン接種豚を抗体検査で区別ができない。

≪  懸 念

※    野外株感染豚の発見が遅れ

※    野外株感染豚、感染豚肉、感染豚肉製品流通によるウイルス拡散

必要な対策

※    流通の区域内制限が必要

 

アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業

全国の養豚農場に対して、野生動物侵入防止用の柵を整備し、万が一我が国にアフリカ豚コレラウイルスが侵入した場合にあっても農場への侵入を確実に防止する体制整備を行うことが、我が国の養豚業を維持する上で必要不可欠である。この事業は、(独)農畜産業振興機構から都道府県団体が窓口となり各地域養豚関係協議会が事業を実施する。地域協議会は地域内の養豚農場に防護柵を整備する事業である。

千葉県はイノシシを防ぐ事を目的として県内全域を考えている。この事業予算として国は70億円を準備し、ハード事業として措置し、施工費用を含む事業費の1/2を補助。

農場周辺柵の種類・・・上限単価10,000円/m

電気柵(電気器を含む)、ワイヤーメッシュ柵、金網柵、トタン柵、ネット柵

農場出入り口(搬出・搬入)稼働柵(門扉等)・・・上限単価40,000円/m

国の要綱・要領がまだ決定されていない事もあり、準備・設置・設置後の対応等各関係機関の役割について概要と柵の選定について資料により説明された。

畜産課からの説明の後、出席地域担当者との質疑が交わされた。

○    事前に設置希望調査では、経営体数:173 農場数287で設置については、被害対策地域(南部)との説明に対し、会場から養豚地帯を優先位との意見が出された。

○    柵の設置時期については、今後地域説明会を開催し具体的に動き出すのは冬の時期との可能性。

○    豚コレラに感染した野生イノシシがどこから千葉県に入ってくるのか。

○    中央養豚団体(JPPA)では、地域限定での予防ワクチン接種の要望をしている。

千葉県の養豚生産者からこのような要望が出された際の対応は

○    防護柵を全農家が設置することは予算上難しいと考える。設置しなかった農場はどうするのか。

○ 防護柵の設置に際し、県の補助対応の検討を要請。

○    (公社)千葉県畜産協会は9月27日(金)旭市養豚推進協議会、ナイスポークチバ推進協議会と協賛し、疾病対策会議を計画する。会場は旭市の予定、多くの方に参加願いたい。

その際、生産者を交え机上演習を計画する。

 直接イノシシが農場内に入ってウイルスをまき散らすケースはまれであり、農場周囲に近ずくイノシシを介して、人・車により農場内にウイルスが持ち込まれるケースが想定される。

農場周辺の環境整備も重要であり、出来うる限りの協議会員へ飼養衛生管理基準の徹底を行なっていきたい。

 

 



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