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平成27年活動報告会「特別講演」開催・・・・・『腸を鍛える食習慣』

恒例の活動報告会は平成27年12月7日(月)千葉市内京成ホテルミラマーレにおいて開催された。例年消費者を意識して開催されてきた特別講演は今回「腸を鍛える食習慣」と題し、消費者が最も関心の高い、日々健康に生活するために必要な興味深い内容で講演された。

開催前から、消費者であるサポーター会員からの関心も高く、会場には160名が参加された。

開催に際し、先生の執筆された「腸にいいことだけをやりなさい」本を50冊購入し、会場受付にて販売を計画した。本の購入者に抽選にて先生の色紙をプレゼントの企画のため、講演会開催前に控室においてサイン20枚をお願いした。

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開会に際し、塩澤英一会長から挨拶。2016年参議院選挙を予定している猪口邦子参議院議員から来賓挨拶を頂き、90分の講演に入った。

 

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日本ではがんが原因で死亡する人が年々増加しています。日本人の死因の第一位は

「がん」で、男性で3割、女性では2割の人ががんで亡くなっています。

がんばかりでなく、最近20年間で2倍以上患者数が増えたものに、アトピーやぜん息

などのアレルギー疾患とうつ病などのこころの病気があります。がんやアレルギー、こころ

の病気が、なぜ最近になってこんなに増えてきたのでしょうか。

それは、日本人の免疫力が低下してきたことと無関係ではないと思います。

私たちがよかれと思って作ってきた便利で快適で清潔な社会は、私たちの免疫力を低下

させるように誘導してきました。私はそれを「きれい社会の落とし穴」と言っています。

私たちの体の細胞や免疫システムは、一万年前と全く変わっていません。一万年前、

 

 

正常に働いていた免疫システムはストレスが多く、清潔志向の現代文明のなかで低下

してきたのです。従って免疫力を高める為には、一万年前に行っていたことと同じ行動

をこの現代社会の中に取り入れることです。

その鍵は腸内細菌がにぎっていることがわかりました。腸内細菌は免疫力の約70%を

作り、ドーパミンやセロトニンなどの幸せ物質の前駆体を脳に送っています。腸内細菌叢

のバランスよい環境が免疫細胞のT細胞を刺激し、キラー細胞を出現させたりTh1を

増殖させ、がんの発生を抑えていることがわかったのです。腸内細菌叢のバランスを保

つためにはまず食事です。野菜、穀類、豆類、果物などの植物性の食品を中心した

「手作り」の食事が大切です。細菌類を殺してしまうような防腐剤入りの食品や抗生物

質や殺菌剤の混入した食品をとらないことが必要なのです。そして、腸を大切にすると、

楽しくて笑いのある生活も必要です。

 

あなたは腸内細菌のおかげで生かされている

 

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東京医科歯科大学名誉教授  藤田紘一郎先生

腸内細菌はみなさんのおなかの中に棲んでいるパートナーです。このパートナーはみなさんの生命活動を維持するために日々身を粉にして働いてくれています。

腸に入ってくる食べものを分解・吸収して不要物を排除しているものはもちろん、侵入してくる病原菌を追い出したり、ビタミンやホルモンを合成したり、セロトニンやドーパミンなどの幸せ物質のもとをつくったり・・・・。がんやアレルギー、感染症などから身を守ることができているのも、うつ病などの心の病気にならずに済んでいるのも、じつは腸内細菌の働きによる部分が大きいのです。

とにかく、私達が一生を無事に健康に生きていくために必要なことの多くが腸内細菌の日々の働きによって生み出されているといっていいでしょう。

では、いったいどうして腸内細菌はそんなに頑張って働いてくれているのでしょうか。

それは、そうしないと自分たちも生きていけないからです。

腸内細菌にとって、人間の腸の中は、『安住の地』です。母体が健康でいれば、日々定期的に食べ物というエサが入ってくるわけで、彼らにとってこれほど都合のいいすみかはありません。

しかし、母体が弱ったり病気になったりすると、ろくに食べ物が入ってこなくなってしまう可能性が高くなり、さらに、もし母体が死んでしまえば、自分達も死滅してしまうことになります。

だから、腸内細菌には、母体を弱らせたり死なせたりしてしまわないように、人間の健康を維持するいろいろな機能が組み込まれているのです

腸内細菌はそれらの機能をフル活用して働きながら、私たちが生まれてからいまに至るまで、ずっと体を守ってきてくれているわけです

まあ、腸内細菌たちからすれば、おれたちゃ、すみかを失わないように毎日せっせと働いて、「おまえの体の健康守ってやっているんだから、おまえもちゃんと食べていつまでもおれたちにエサを供給し続けろよ」というところが本音なのかもしれません。要するに、私達人間と腸内細菌の間では、持ちつ持たれつの相互扶助関係が成り立っているものです。

彼ら腸内細菌の助けがなくては、私達は生きいけません。

そもそも、人間が脳を発達させて今日の繁栄を築くことができたのは、腸内細菌をたくさん取り入れたおかげという説もあります。

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人間のおなかのなかに棲息する腸内細菌数は、他の動物と比べて突出して多いことが知られています。ところが、腸の長さは他の動物に比べてかなり短い。すなわち、たくさんの数の腸内細菌に棲んでもらって、手間のかかる腸内作業を効率よく進められるようになったために腸を短くできたのです。さらに腸を短くしたせいで腸にかかっていた分のエネルギーを脳に回せるようになり、脳を大きくすることができた。そして、人間は脳を発達させて知恵を持ち、手を使って道具を編み出し、食糧を安定的に得られるスステムを築いて個体数を増やし、文明を築くことができたというわけですね。

人間が人間たりえたのも、人間が繁栄することができたのも、元をたどれば腸内細菌のおかげのようなも。本来、私たちは、腸内細菌に体内に棲んでもらっていることに対して多大な感謝を捧げるべきなのでしょう。

私達人間は、腸内細菌のおかげで生きている。いや腸内細菌のおかげで「生かされている」と言ったほうがいいのかもしれません。

腸内細菌と私たちは、生きるも死ぬのも一緒。一生涯、人生を共に生きていく運命共同体です

 

この運命を共にするパートナーは、とても大きな力を秘めています。病気になるかならないか、健康を維持できるかできないかは、このパートナーをいかに待遇するかで大きく変わってくるでしょう。

それだけではありません。太り具合も、老化の進み具合も、何歳まで生きられるかも、このパートナーを

どう待遇するかで大きく変わってくることでしょう。

つまり、皆さんがこれから先、自分の人生をどれだけ輝かせられるかのカギを腸内細菌というパートナーが握っているのです。

だから、このパートナーと手を組んで、とことん仲良くしていったほうがいいと思いませんか。

できる限りおもてなしをして、パートナーの持つ力を存分に発揮してもらったほうがいいと思いませんか? 皆さんこのことをしっかり意識してみてください。

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腸内細菌の役割

私達のおなかには、5万種類以上、1000兆個以上の腸内細菌が棲息しています。

人間の体は約60兆個の細胞で成り立っているのです。

体を構成する全細胞の16倍もの菌が腸内に集中している様子を想像してみてください。

いかにすごい数であるかがわかるのではないでしょうか。

これら1000兆個以上のパートナーたちが棲んでいるのは、小腸の下部から大腸全般にかけてです。多種多様な菌がびっしりとひしめき合あいながら織りなしている様子は、まさに広大なお花畑(フローラ)のようであり「腸内フローラ―」と呼ばれています。

さて、腸内細菌はどんな仕事をしているのでしょうか。

主な仕事内容を挙げてみましょう。

⦿ 食べ物の消化・吸収と排泄物の形成

⦿ 免疫機能の維持

⦿ 有害物質の排除

⦿ 各種ビタミンの合成(ビタミンB群、ビタミンC,ビタミンKなど)

⦿ ホルモンの合成

⦿ 幸せ物質(セロトニン、ドーパミン)の前駆体の合成

⦿ 腸のぜん動運動の促進

あなたは腸内細菌理想のバランスとは

腸内フローラ工場では腸内細菌たちが、「健康」という商品を生産しています。ただ、その商品をどれだけたくさんつくれるか、その商品の品質をどれだけ上げられるかは、その時々の調子の善しあしによって違ってきます。このカギになるのは腸内細菌のバランスです。

そもそも、腸内細菌作業員は大きく3つのグループに分けられます。それが「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」です。

善玉菌は、その名の通リ善良で優秀な作業員です。ビフィズス菌、乳酸菌、酵母菌などが相当します。これらの菌は、腸内を酸性に保って免疫が働きやすい環境をつくり、有害菌の増殖を抑えたり、ビタミンをつくったりと、健康づくりのために必要なさまざまな仕事をこなしてくれます。

悪玉菌は、目を離したすきに悪さを働きやすい要注意作業員です。

一部の大腸菌、ウエルシュ菌、ブドウ球菌、などが相当します。これらは腐敗型細菌とも呼ばれ、有害物質を作り出して、がんや生活習慣病の原因物質になります。また、増えてくると、腸内がアルカリ性に傾いて免疫力が落ち、感染症や病気になりやすくもなります。

日和見菌はその他大勢の作業員であり、バクテロイデス、連鎖球菌、土壌菌など、多くの種類があります。「日和見」のネーミングの通り、善玉菌、悪玉菌の優勢なほうにつく性質があり、善玉菌が多いときにはそちら側に味方し、悪玉菌が多いときはそちら側に味方するのです。

腸内フローラという「健康づくり工場」の生産性を上げていくには、常に善玉グループを優勢にしておくことが大切となるのです

大切なのはバランスです。理想的な腸内細菌のバランスは、善玉菌が20~30%、悪玉菌が10%、日和見菌が60~70%とされています。このバランスをキープしておくことが、腸内細菌作業員たちのやる気を引き出して、腸内フローラという健康工場の生産力を引き上げることにつながっていくのです。

 

いいバランスを保つにはどうすればいいのか

腸内細菌のバランスを変動させる要因はいろいろありますが、最も影響が大きいのは日々入ってくる食べものです。腸内細菌の好きな食べ物が入ってくれば、善玉菌がぐググッと増えてきて工場の生産性が向上します。一方腸内細菌の嫌いな食べ物が入ってくると悪玉菌がどっと増えてきて工場の生産性がガタ落ちとなります。とにかく腸内細菌のバランスは入ってくる食事内容によっててきめんに変わってしまうのです。栄養の偏りや食べ過ぎ、飲み過ぎでもすぐバランスを崩してしまいますし、食事以外でも、緊張をしたり、おなかを冷やしたり、不規則な生活をしていたり、睡眠が足りなかったりといったことでもバランスを崩しがちになります。

つまり、私たちのパートナーは、とっても神経質で影響されやすく、うつろいやすい性質なのです。そういうデリケートな存在だからこそ、私たちは普段から腸内細菌というパートナーの声をしっかり耳を傾けて、彼らが安心して働ける現場環境をつくっていく必要があるのです

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腸を大切にすれば、誰でも100歳まで元気に生きられる

藤田   紘一郎


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 


 

 

 


 




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