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迫るアフリカ豚コレラ 加工品感染源に農水省が対策急ぐ

国内で「豚コレラ」の感染が拡大する中、農家や専門家らがさらに恐れる家畜の伝染病が中国で猛威を振るっている疾病、それは「アフリカ豚コレラ」で、中国で2018年夏に見つかってから中国のほぼ全土に広がった。1月にはモンゴル、2月にはベトナムでも感染が見つかり、脅威は日に日に高まっている。日本の農林水産省は感染源となる豚肉製品の持ち込みを防ぐため、水際対策の強化に躍起だ。

 

アフリカ豚コレラは発熱や下痢などの症状は「豚コレラ」に似ているが、豚コレラとは違うウイルスが原因の病気だ。人には無害だが、ブタにとっては最も深刻な「死の病気」だ。感染すると皮膚や内臓で出血し、ほぼ10日以内に死ぬ。有効な治療方法はなく、予防のためのワクチンも存在しない。ウイルスが検出された養豚場はブタを処分しなければならない。

★    アフリカ豚コレラと豚コレラの違い

項 目

アフリカ豚コレラ

豚コレラ

感染力

とても強い

感染肉で1年弱、塩漬け

肉で半年ほど維持

強い

摂氏0度付近で冷蔵した

肉で3カ月ほど保持

媒介する動物

野生イノシシやダニ

野生イノシシ

国内の感染例

なし

1992年最後の発生

2018年再発

 

中国91万頭を処分

中国では18年8月に第一例発見後、中国農村部によると2019年1月14日までに、91万6千頭が処分された。中国では世界の豚肉生産の半分近くを占め、養豚は全土に広がる。封じ込めは簡単ではない。アフリカ豚コレラはサハラ砂漠よりも南の地域で流行を繰り返していた。イボイノシシなど土着のイノシシの仲間やダニの一種は感染しても発病せず、ウイルスを体内でゆっくりと増やす。養豚を始めると、イボイノシシの血を吸ったダニにかまれて感染。ブタの間では、よだれやフンによって感染が広がる。

アフリカ大陸以外では、1957年にはポルトガルで初めて感染が見つかった。感染源となったのは、アフリカから持ち込まれた豚肉製品だ。ウイルスが混入したまま空港で生ごみとして捨てられ、周辺の養豚場が飼料に使った。80年代末にスペイン、イタリア、フランスなどにも広がった。

05年以降に通報があった国・地域

アフリカ

29

欧州

17

アジア

2007年に黒海東岸のジョージアで発生。その後、東欧諸国やロシアに広がり、18年にはベルギーでも見つかった。動物の感染症などを監視する国際獣疫事務局(OIE)によると2月12日時点では49ヵ国で発生している。

中国のアフリカ豚コレラのウイルスは東欧で流行しているタイプと似ているという。

17年にシベリア地方で初めて感染が見つかり、東アジアへの拡大が懸念されている。

★    不正に畜産物を持ち込んだ国や地域

 

総件数

9万4521件

(2017年)

中 国

44.1%

ベトナム

13.8%

フィリピン

8.5%

台 湾

7.6%

韓 国

6.7%

その他

19.3%

                     (注)農水省調べ。手荷物として検疫で没収された件数

≪輸入畜産物の検疫≫

家畜など動物の伝染病の侵入を防ぐため、動物の骨や肉の加工品などを輸入する際に

チェックする制度。家畜伝染病予防法にもとづいて実施されている。

ブタの豚コレラや牛の口蹄疫、病原性の高い鳥インフルエンザなど、伝染力が高くて

悪性の伝染病が発生している国からは輸入はできない。

旅行客が手荷物として日本に持ち込もうとする肉製品についても検疫の対象となる。

不正が見つかった場合、3年以下の懲役または最高100万円の罰金が定められている。

実際は没収で済まされることが多い。


 

 

冷凍でも威力保持

アフリカ豚コレラが世界に広がっているのは、ウイルスが並外れて頑丈だからだ。生も豚肉の中では3カ月、冷凍しても3年ほど感染力を保ち続ける。燻製や塩漬にしても1年近く持つという報告もある。ウイルスを殺すには、肉全体を摂氏80度以上で少なくとも3分加熱する必要がある。ウイルスが加工品にいったん混ざってしまうと、感染拡大を防ぐことは難しくなる。

 

 

 

 

 

アフリカ豚コレラの脅威は日本にも忍び寄りつつある。感染源となるのは、中国やベトナムといった感染国の旅行客が違法に持ち込む豚肉製品だ。空港で没収されたもののうち、3月8日までに16品で陽性反応が出た。日本に不正に持ち込まれる畜産物のうち4割超が中国から来たものだ。

農林水産省は羽田・成田など主要7空港に探知犬を配備し、不正な豚肉製品の持ち込みを見つけ出している。このほか、訪日外国人客に対し、感染国から肉や肉製品を持ち込まないよう呼びかけている。ただ、旅行客が手荷物として持ち込まれる肉製品は一年に10万近い

チェックは大変なうえに、探知犬の飼育や教育には手間がかかり、地方空港や港には配備されていない。専門家は「侵入を前提に対策を考えるべきと指摘するが、日本の養豚場での発生がなく、対処方法がわかる経験者がいないことも危惧されている。

 

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★    野生動物以外の感染経路

ナイスポークチバ推進協議会のキャンペーン

平成31年2月25日(月)県内の家畜防疫を担当する千葉県、(公社)千葉県畜産協会及びナイスポークチバ推進協議会は農林水産省動物検疫所との合同で、水際における家畜防疫に対する国民の理解を一層醸成するため、広報キャンペーンを実施した。

参加者は12名(県畜産課、県畜産協会、生産者9名、事務局)で午後3時成田空港第1ターミナルに集合し、農水省担当官の案内でキャンペーン準備のため2階事務所に入った。

今回キャンペーン資材として、ユニホーム、着ぐるみ2体、肉製品持ち込み禁止ワッペンを持参し準備に入った。

午後4時から南ウイング出発ロビー(4階)付近でキャンペーンを実施。

キャンペーンには、動物検疫所の検疫探知犬「クンくん」、ナイスポークの「ナイス君」「ちぃばちゃん」の着ぐるみ3体も加わり、アフリカ豚コレラ、口蹄疫の越境性曹物疾病の発生を告知するポスター掲示による出国者等へ、禁止品を持ち込むと罰則があることを、日本語・英語・中国語で情報提供。出国者等へのリーフレット入りのポケットテッシュの配布と声がけ等による肉製品等の日本への持ち込み禁止について注意喚起を行った。

 

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現状からみれば、何時侵入を許してもおかしくない状況にある。台湾では不法に肉製品を持ち込んだ旅行客に対し罰則を強化している。日本でもそうあるべきではないだろうか。

侵入を許してしまってから

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空の玄関口・・・豚コレラ侵入防げ

成田空港 肉製品持ち込み禁止PR

 

中国で猛威を振るうアフリカ豚コレラ(ASF)など家畜伝染病の侵入を防ごうと、

成田空港で旅行者への注意喚起のキャンペーンがあった。

 

農林水産省動物検疫所の職員と、県内の養豚業者で作るナイスポークチバ推進協議会

のメンバーらが、チラシの入ったポケットティシュを配って、肉製品を日本に持ち込ま

いよう呼びかけた。

 

動物検疫所によると、ASFは昨年8月に中国で発生した後、モンゴルやベトナムで

も確認。日本で発生はしていないが、昨年10月以降、中国から持ち込まれそうになっ

たギョーザやソーセージなど肉製品10件から、ASFウイルスの遺伝子の断片が検出

された。

 

人に感染することはないが、食べ残しなどで捨てられた物を野生のイノシシが口にし

て感染し、飼育されている豚との接触で広がる恐れがあるという。

家畜伝染病予防法によって、日本にはほとんどの国からハム、ソーセージなどの肉製

品を個人で持ち込むことはできない。中国のASF発生を受け、動物検疫所は空港での

輸入禁止品の検査を強化したほか、中国国内向けにSNSなどで日本への肉製品持ち込

み禁止をPRしている。

 

また、日本養豚協会(JPPA)と連携して中国などからの旅行客が増える旧正月の

「春節」の時期に合わせ、各地の空港で注意喚起キャンペーンを展開した。

中國からの直行便は全国で週約1千便あり、昨年8月から今年の2月1日に持ち込ま

れようとした輸入禁止品の肉製品などは2万4500件以上になったという

 

動物検疫所の伊藤和夫所長は、「日本国内で発生させないよう、伝染病の侵入を何と

か食い止めなければならない。旅行者のご理解をお願いしたい。

 

同推進協議会の岩岡喜久男会長は「日本でも(別の)豚コレラが出ており、肉類を持

ち込まないよう、少しでも周知したい」と話した。

≪2019.3.4 朝日新聞≫

 


 

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取材を受ける岩岡ナイスポーク会長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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